Pythonは標準ライブラリのargparseモジュールを使用することで、簡単にコマンドライン引数を扱うことができます。argparseモジュールを使用することで、ユーザーがプログラムに渡す引数の形式を定義し、その引数を取得することができます。

例えば、以下のようなプログラムがあるとします。

import argparse

parser = argparse.ArgumentParser()
parser.add_argument("message", help="display a message")
args = parser.parse_args()

print(args.message)

このプログラムは、ユーザーがプログラムに渡す引数として、messageを受け付けます。messageは、help引数で説明が与えられており、ユーザーがヘルプメッセージを表示することができます。

このプログラムを実行すると、以下のような出力が得られます。

$ python example.py hello
hello

ここで、hellomessage引数の値です。

argparseモジュールを使用することで、複数の引数を扱うこともできます。例えば、以下のように引数を追加することができます。

import argparse

parser = argparse.ArgumentParser()
parser.add_argument("message", help="display a message")
parser.add_argument("-u", "--uppercase", help="display message in uppercase", action="store_true")
args = parser.parse_args()

message = args.message
if args.uppercase:
    message = message.upper()

print(message)

このプログラムは、-uまたは--uppercaseオプションを指定することで、messageを大文字で表示することができます。

このプログラムを実行すると、以下のような出力が得られます。

$ python example.py hello -u
HELLO

argparseモジュールを使用することで、より複雑な引数の扱いも可能です。詳細については、Pythonの公式ドキュメントを参照してください。