Pythonでは文字列の先頭に「r」を付けることで、raw文字列として扱えます。 これはエスケープシーケンス(例:\nや\t)をそのままの文字として扱うことができ、 パスのような\が多用される文字列を扱うときに便利です。
例えば、以下のようなパスを含む文字列を扱う場合、
path = "C:\Users\username\Documents\file.txt"
「\U」や「\f」などのエスケープシーケンスが含まれているため、意図した通りの文字列が得られません。
しかし、先頭に「r」を付けることでraw文字列として扱えるため、以下のように書くことで正しい文字列を得ることができます。
path = r"C:\Users\username\Documents\file.txt"
raw文字列を使うことで、文字列中に含まれるエスケープシーケンスをそのままの文字として扱うことができるため、 文字列の扱いがより簡単になります。