PythonでPickleを使ってオブジェクトを保存する方法

Pythonは、オブジェクトをファイルに保存し、後で再度読み込むことができる、強力なPickleライブラリを提供しています。Pickleを使うことで、Pythonオブジェクトをバイナリ形式で保存することができます。

オブジェクトの保存

Pickleを使ってオブジェクトを保存するには、以下のような手順を実行します。

import pickle

# オブジェクトを定義する
my_object = {'name': 'Alice', 'age': 30, 'city': 'Tokyo'}

# ファイルにオブジェクトを保存する
with open('my_object.pickle', 'wb') as f:
    pickle.dump(my_object, f)

このコードでは、my_objectというオブジェクトを定義し、それをmy_object.pickleというファイルに保存しています。pickle.dump()関数は、オブジェクトをバイナリ形式で保存するために使用されます。

オブジェクトの読み込み

保存したオブジェクトを読み込むには、以下のような手順を実行します。

import pickle

# ファイルからオブジェクトを読み込む
with open('my_object.pickle', 'rb') as f:
    my_object = pickle.load(f)

# オブジェクトを表示する
print(my_object)

このコードでは、pickle.load()関数を使ってmy_object.pickleファイルからオブジェクトを読み込み、それをmy_object変数に代入しています。そして、オブジェクトを表示しています。

Pickleを使ってオブジェクトを保存することで、Pythonのオブジェクトを簡単に永続化することができます。ただし、セキュリティ上の理由から、Pickleを使って不正なコードを実行されないように注意してください。